ワイヤレスイヤホンの購入を考えている場合、「AirPods(エアーポッズ)」が選択肢の上位に挙がっていることと思います。
しかしながら、AirPodsはなかなかの値段がするため、「本当に買うべきなのか?」と悩んでしまうものですよね。
しかも「AirPods」と「AirPods Pro」という似た名前の商品があったり、「AirPods Pro(第2世代)」と書かれていたりして、どれを買えばいいのかわかりにくいと感じている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、AirPodsとはそもそもどんな商品かといったことをはじめ、AirPodsシリーズの各モデルの違いやそれぞれの特徴、現時点での最新モデルなどをご紹介します。
※2024年9月24日時点の情報です。
アイポッツの正式名称はAirPods(エアーポッズ)
本題に入る前に、商品名について軽くふれます。
Apple製品といえばiPhoneが有名で、ほかにもiPadやiMacなど、商品名の頭に「アイ」が付くものが多くあります。
しかし、AirPods(エアーポッズ)はこのルールに当てはまらないため、ちょっと覚えにくいですよね。うろ覚えだと「アイポッツ?アイポッズ?Appleのイヤホンの名前なんだっけ」となりがちです。
Appleは過去にiPod(アイポッド)という音楽プレイヤーを販売していたので、イヤホンは混同を避けるために「iPods(アイポッツ・アイポッズ)」ではなく「AirPods(エアーポッズ)」にしたのかもしれません。
ちなみに、Appleが販売している有線イヤホンは「EarPods(イヤーポッズ)」です。なんだかAirPodsと語感が似ていますね。。。
ごちゃごちゃとした話になってしまいましたが、とにかく、アイポッツという商品は現時点で市場に存在しないため、あなたが探しているワイヤレスイヤホンは「AirPods」だと思います!それではAirPodsについて詳しく解説します。
AirPodsはケーブルのないワイヤレスイヤホン
AirPodsはケーブルが存在しないタイプのイヤホンです。他社からも色々なワイヤレスイヤホンが出ていますが、日本はiPhoneユーザーが多い関係で、AirPodsがかなり普及している印象です。
AirPodsは、使わないときには付属の充電ケースに入れて、こまめに充電しておく必要があります。充電が0%になると、イヤホンとして一切機能しません。
また、充電ケースに入れておかないとすぐ紛失します。服のポケットに入れてしまうと洗濯して壊す可能性が高いという点にもご注意ください。
デメリットがあるように感じられるかもしれませんが、ワイヤレスの快適さを知れば有線イヤホンには戻れません。
ケーブルが絡まってイライラすることはなくなりますし、お皿を洗っているときなどもケーブルが邪魔になりません。物にケーブルが引っかかってイヤホンが取れてしまうようなこともありません。
そして、スマホとイヤホンが分離しているため、いちいちスマホを持って家の中を移動する必要もないのです。たとえば、動画再生中にスマホを机に置いたまま、ちょっと飲み物を取ってくるなんてことも煩わしさゼロでできます。
ケーブルがない、というのは最高です。
AirPodsでできること
当たり前の内容も含みますが、AirPodsはこんな使い方ができます。
- 【音楽を聞く】高音質で音楽を楽しめます。臨場感があります。
- 【動画を見る】聞き取りやすいです。
- 【ラジオを聞く】聞き取りやすいです。
- 【電話・ビデオ通話】マイクも組み込まれているので、近くの人と会話するくらいの声量で話せばOKです。
- 【ノイズキャンセリング】周囲の雑音を消します。多くの人がこれを求めてAirPodsを買います。(AirPodsにはノイズキャンセリング機能がありません)
- 【外部音を取り込む】周囲の音を拾いやすく設定することもできます(AirPodsには外部音取り込みモードがありません)
- 【環境音を流す】iPhoneまたはiPadユーザーなら、AirPods装着時に波の音や雨音なんかを流せます。集中したいときにちょうど良いイチオシ機能です。
AirPodsとAirPods Proの違い
AirPodsシリーズは、「AirPods」「AirPods Pro」「AirPods Max」という3つの種類があります。すべてワイヤレスで、違いは以下のとおりです。また、本記事でこれまでに解説した内容は、3種類すべてに当てはまりますのでご心配なく。
モデル | 特徴 | こんな人におすすめ |
AirPods(エアーポッズ) | イヤーチップがない小型イヤホン。耳の穴が圧迫されるような違和感が少ない。ノイズキャンセリング機能なし。 | 耳の穴を完全に塞ぎたくない。ノイズキャンセリング機能は不要。 |
AirPods Pro(エアーポッズ プロ) | イヤーチップがある小型イヤホン。耳の穴にフィットして音漏れしにくい。AirPodsよりも機能が優れているのでちょっと高い。ノイズキャンセリング機能あり。 | 耳の穴にピッタリとフィットさせて遮音したい。ノイズキャンセリング機能を使いたい。 |
AirPods Max(エアーポッズ マックス) | AirPodsシリーズ唯一のヘッドフォン。再生時間が最も長い。かさばるし重たいけれど、音質がとても良いしかっこいい。ノイズキャンセリング機能あり。 | イヤホンじゃなくてヘッドフォンがほしい。 |
イヤーチップとは、ぷにぷにしたシリコン製の小さな部品です。イヤーチップで耳の穴を密閉します。人によってはイヤーチップの圧迫感が苦手という場合もあります。
ちなみに私はイヤーチップありのタイプ(AirPods Pro)をずっと使っています。理由は、ノイズキャンセリング機能を使いたいからです。AirPods Proをずーっと装着したままPC作業をしています。
AirPodsとAirPods Proの違いについて、さらに詳しい情報を知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
Appleの公式サイトにも記載のある「第2世代」だの「第3世代」といった言葉が何を表しているかも↑の記事で説明しています。簡単にいうと、世代の数字が大きいほうが新しいモデルなので、新商品を求める場合は、世代の数字が大きいほうを選びましょう。
ちなみに、「AirPods 4」と「AirPods Pro 2」はどちらも最新です。AirPodsとAirPods Proは別物なので、この2者間で世代の数字の大小を比べないようにご注意ください。
【AirPods 4】最新モデル
さてここからは、2024年9月24日時点での最新モデルをご紹介します。AirPods(イヤーチップなし)は「AirPods 4」が最新です。
▼【型番:MXP93J/A】AirPods 4のうち、アクティブノイズキャンセリング搭載モデルです。また、USB-C充電になりました。MagSafe充電にも対応しています。
▼【型番:MXP63J/A】こちらは同じくAirPods 4の最新モデルで、アクティブノイズキャンセリング機能が無いものです。機能が無い分安いので、アクティブノイズキャンセリングは不要という方にはこちらがおすすめです。
▼ちなみに、こちらがMagSafe充電器です。
【AirPods Pro 2】最新モデル
AirPods Pro(イヤーチップあり)は、「AirPods Pro 2」が最新です。
2024年9月の新製品発表イベントでふれられた「聴覚サポートの機能」を搭載したAirPods Pro 2が新製品として販売される予定はありません。AirPods Pro 2のユーザーに向けて、無料ソフトウェアアップデートが行なわれるとのこと。そのため、聴覚サポートの機能を使いたい場合は、以下の製品を選べばOKです。
▼【型番:MTJV3J/A】AirPods Pro(イヤーチップあり)の最新モデルです。同梱物のケーブルを挿し込めば充電できます。またはMagSafe充電器を使って充電することも可能です。MagSafe充電をしたい場合は、別途MagSafe充電器(リンクは上記)の購入が必要です。
【AirPods Max】最新モデル
AirPods Max(ヘッドフォン)は第2世代だの第3世代だのはありません。2024年9月に新しいカラーが発表されました。また、USB-C充電に対応しました。
▼【型番:MWW43ZA/A】AirPods Max(ヘッドフォン)の最新モデルです。同梱物のケーブルを挿し込めば充電できます。
まとめ
アイポッツと言ってしまいがちなAirPods(エアーポッズ)の特徴を解説しました。特に人気なのはイヤーチップありのタイプ「AirPods Pro」で、ノイズキャンセリング機能を使うことで遮音効果を得られます。
AirPodsは色々と種類があってややこしく感じますが、本記事がAirPods選びの参考になりましたら幸いです。