新型コロナウイルス感染症の影響で、週に数回、もしくは毎日在宅ワークをしているという方も増えたことと思います。慣れると快適な在宅ワークですが、集中力が続かなかったり、朝起きられなかったり、運動不足でちょっと太ったり…と、思うような働き方ができていないと感じる方も少なくないでしょう。
「今日から劇的に生活を改善して、一週間バリバリ働く!」というのはなかなか難しいことですが、在宅ワーク中の飲み物だったら今日から変えることができて、三日坊主にならずに長続きできそうですよね。
在宅ワーク中の飲み物を変えることでどういったメリットがあるのか、時間帯別にどのような飲み物がおすすめなのかといったことをご紹介します。
糖質の摂り過ぎが病気につながる
在宅ワークで特に気になるのが、集中力と健康です。現在、「メリハリをつけて働けていないな」「前より体重が増えちゃった」「健康診断の結果が怖い…」といったようなことを感じている場合、まず飲み物から意識して変えてみましょう。
では、まず健康面についてのお話から。
今は特に健康上の問題がないと感じている方も、もしもコーラやジュースなどを毎日飲んでいたり、コーヒーや紅茶に砂糖を入れていたりすると、糖質やカロリーの摂り過ぎによって高血圧や糖尿病、心臓病などを引き起こしてしまうかもしれません。
通勤や外出が減ったことで運動量も減少しているため、今までと同じようなカロリーの摂り方では燃焼しきっていない可能性が高いのです。また、上記のような高カロリー飲料は、果糖やブドウ糖などの単糖類という物が入っているため、身体に吸収されやすく肥満にもつながると考えられています。果汁100%ジュースにも加糖が含まれていることがあるのです。
エナジードリンクはカフェインと糖質の過剰摂取に注意
眠気覚ましや疲れているときに、栄養ドリンクやエナジードリンクを飲む方も少ないないでしょう。確かに元気になるのですが、効果は一過性で、飲み続けていると身体が慣れて効果も感じにくくなります。
そんな栄養ドリンクやエナジードリンクには、飲み物の中でもトップクラスのカフェインが含まれているのです。また、糖質も多く含まれているため、血圧や心拍数が急上昇して心疾患につながるリスクが高まる他、糖尿病を引き起こす要因にもなりかねません。
血糖値の増減で集中力が変わってしまう
糖質の摂り過ぎは、集中力にも大きく関係します。
ちょっと一息つくときに甘い物が食べたくなったり飲みたくなったりするのは、脳が糖質を欲しているからかもしれません。糖質は体内でブドウ糖へと変わり、ブドウ糖は脳のエネルギーとなる働きがあるのです。
となると、ブドウ糖を補給することで集中力が高まると思えますが、デメリットがあります。
ブドウ糖を補給して集中力が増すのは、これまた一過性のものであり、その間に血糖値(血液中のブドウ糖の量)は急激に上下するのです。血糖値がガクンと下がったときには集中力もなくなり、イライラもしてくるのでまた甘い物を摂取する…という繰り返しが起こります。
この状態は決してパフォーマンスが良いとは言えません。ある一定の血糖値を保つことが、安定的に集中して働くことにつながります。
「集中力を持続させたい」さらには「健康面も考えたい」のであれば、甘い飲み物で糖質を摂りすぎないようにしましょう、ということが今回お伝えしたい重要な部分です。
時間帯別おすすめの飲み物
朝の飲み物 〜早起きは正義〜
朝一番はお腹も空っぽなので、負担の少ない「水」一択です。ただし、冷水は夏場であってもお腹と身体を冷やしてしまうため、白湯もしくは常温水にしましょう。
水では味気ないという方は、デトックスウォーターを。朝起きてレモンを絞って水に入れるという方法でも、前日にフルーツや野菜をカットして水と一緒にボトルに入れておくのでもOKです。簡単に作れるので日々の負担になりません。
午前中の飲み物 〜ガッと働いてしまおう!〜
朝〜午前中は集中力が高まっている状態のため、一番の働きどきです。朝一番はその日の予定を立てる、という方もいますが、それは前日に済ませて、働き始めたら手を動かした方が効率的です。
おすすめの飲み物はコーヒーや紅茶です。カフェインで覚醒もしますので、より冴えた状態で働けそうですね。カフェイン飲料は朝9時以降の午前中に飲むのがベストです。
また、前半でお伝えしたように、糖質を摂るのを避けて無糖を選ぶとより良いです!味気ない場合は、牛乳や豆乳を入れると味が変わって良いのではないでしょうか。
また、どの飲み物にも言えますが、ホットまたは常温で飲むようにするだけでも、身体への負担が少なくなります。夏場も身体を冷やさないことが大切です。
午後の飲み物 〜リラックスしながら〜
午後はお昼を食べたことで眠くなりがちです。適度に休憩を取りつつ、もうひと踏ん張りしましょう!
飲み物としては、コーヒー・紅茶・緑茶、またはシンプルに水を飲みましょう。その他、おすすめは炭酸水です。これも甘い物好きな方には申し訳ないですが、無糖の物を選びましょう。
また、夜の眠りが浅い、寝付けないという方は、午後からなるべくカフェインを摂らない方が良いです。ノンカフェインまたはカフェインレスのコーヒー・紅茶・緑茶などを選んでください。
何でも三日耐えると慣れてくるもので、いつも甘い物を飲んでいた方も、徐々に無糖やカフェインレス飲料、水を飲むだけの生活が気にならなくなります。
お湯を沸かす手間も解決できる
飲める物がかなり限られているような印象を受けるかと思いますが、お茶といってもハーブティーやフレーバーティー、麦茶など色々選択肢はあり、コーヒーも豆を変えると味や香りの違いが楽しめるため、むしろ飽きのこないバリエーションであると言えます。
ただ面倒に思うのが、白湯や、コーヒー・紅茶を淹れるためのお湯の準備です。仕事を始める前や、仕事の合間に、いちいちお湯を沸かす手間と時間がかかります。
そこで私の家では、『ウォータースタンド』というものを設置してあらゆる手間を排除しました。高温のお湯・常温水・冷水がボタンを押すだけで出てくるので、朝起きて30秒以内に白湯が飲めます。また、コーヒーも飲みたいときにさっとドリップで淹れて、1分以内に仕事に戻れるという環境です。
コーヒーを飲む時以外はだいたい水を飲んでおり、以前はコンビニやスーパーでペットボトルを買ったり、ケースで購入し宅配してもらったりしていたのですが、その手間すら今はかかっていません。「水がなくなったからまた買わないと」というのが意外とストレスだったので、それが解消されたことでかなり楽になりました。
何だか偉そうなことを言っておりますが、元々は「ペットボトルで良くない?水道水だって簡単な浄水器付ければ飲めるよ」という考えでした。
しかし、以前いた小さなオフィスにウォータースタンドが導入されていて、導入費・月額・電気代・ペットボトルで買う場合との費用比較・水の安全性…などなど、あらゆる懸念点を事前に検討し、「結局かかるお金は大差ないし、自宅に導入した方が自分にとってのメリットが大きい」と判断しました。タンク式ではないので、「水がなくなる、また買わないと、また配送してもらわないと」というストレスもありません。
▼ウォータースタンドはお得に始められるキャンペーンもあるので、興味がありましたらこちらもご覧ください。
飲み物を変えると身体が変わる!
在宅ワークによって、PCや椅子などの仕事環境を色々整える方が多いことと思いますが、何気なく手に取っている飲み物も気にしてみてはいかがでしょうか。
集中力が低下したり、健康面で問題が出て働けなくなったりということを防ぐためにも、糖質の過剰摂取を行わないよう気をつけていきましょう!