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準デジタルアーキビスト資格を取るべき理由!勉強法も紹介します

準デジタル・アーキビスト 取るべき理由と勉強方法

「デジタルアーキビスト」という職種、もしくは資格をご存知でしょうか?世の中のデジタル化が進む中で、これからさらに増えていくと考えられているのが、デジタルアーキビストの存在なのです。

今回は、デジタルアーキビストになるために、まずおすすめしたい「準デジタルアーキビスト」という資格の取得方法についてご紹介します。

デジタルアーキビストとは?

デジタルアーキビストとは、「文化的な資料などをデジタル化でき、適切に運用できる人材」であると言えます。これはかなり省略した言い方であり、デジタルアーキビストに関する事業を展開している「特定非営利活動法人 日本デジタル・アーキビスト資格認定機構」では、以下のように説明しています。

デジタル・アーキビストとは、文化・産業資源等の対象を理解し、著作権・肖像権・プライバシー等の権利処理を行い、デジタル化の知識と技能を持ち、収集・管理・保護・活用・創造を担当できる人材のことを言います。

特定非営利活動法人 日本デジタル・アーキビスト資格認定機構(https://jdaa.jp/digital-archivist)

伝統芸能を写真や文字にしたり、歴史的な文献をデジタル化したりと、後世に残すべき大切な産業資源などを守り、活用することで、日本の社会に貢献していく。それが、デジタルアーキビストだからこそできる仕事なのです。

とりちゃん
とりちゃん
図書館や博物館、官公庁、民間企業などでも、デジタルアーキビストは活躍しているんだよ

多くの社会人に役立つ知識も得られる

デジタルアーキビストは、著作権・個人情報保護・ネットワーク・セキュリティなどの知識も必要な仕事です。そのため、資格を取得する際には、デジタル社会における情報の扱い方など、さまざまな職種の方にも役立つことを学べるのです。PCを使って仕事をする、趣味でブログやTwitterなどで情報発信している、といった方は勉強しておいて損はないと思います。

準デジタルアーキビストの取得から始めよう!

デジタルアーキビストに興味がある場合は、まず「準デジタルアーキビスト」という資格を取得するのがおすすめです。

デジタルアーキビストの資格は、上から「上級デジタルアーキビスト」「デジタルアーキビスト」「準デジタルアーキビスト」「デジタルアーカイブクリエータ」という4種類があります。

資格がなくてもデジタルアーキビストとして働くことは可能ですが、全くの未経験で知識もない状態であれば、まず資格を取得すると色々とわかりやすくて良いのではないでしょうか。

資格を取るには、大学などで必要な単位を取得して試験に合格する方法と、機構が認定した講座を受けて試験に合格する方法の2種類があります。

すなわち、社会人の方は講座を受けることになります。講座は社会人が対象となっているため、必要な単位が取得できる授業がないという学生さんについては、資格取得方法は残念ながら不明です。

また、いきなり上級デジタルアーキビストやデジタルアーキビストの資格試験に挑戦することはできません。これらはその下位にあたる資格を保有していて、なおかつ受講資格に当てはまっている必要があります。

なので、まずは「準デジタルアーキビスト」の取得を目指しましょう。この資格はデジタルアーカイブクリエータに必要な能力も含むため、準デジタルアーキビストの資格取得から始めれば大丈夫です。

今なら1日で「オンライン講座+試験」が完結!

講座の教科書

2021年6月現在、準デジタルアーキビスト資格取得講座は、オンラインで受講する形式を取っています。そのため、全国どこからでも受講可能です。定期的に開催しているので、詳しくは以下、日本デジタル・アーキビスト資格認定機構のHPよりご確認ください。

資格取得講座:https://jdaa.jp/course

当日は朝から夕方まで、お昼休憩を挟んで、先生方による講座が行われます。大学の授業のような感じです。私が受けたときは、質疑応答の時間もあり、気になることは何でも先生方に聞くことができました。今はもしかしたら多少形式が変わっているかもしれません。

その後、試験問題をダウンロードして、一時間くらい試験に取り組んだと思います。思ったよりも難しい…というのが率直な感想です。自信があるようなないような微妙な感じでしたが、数週間後に結果が届き合格していました。

とりちゃん
とりちゃん
試験は思ったより難しいけど、それだけちゃんとやらないと取れない資格という点に価値を感じるね

合格に向けた勉強法

講座では一冊の教科書を使います。これは各自で事前に購入しておかなくてはなりません。勉強方法としては、講座の前に教科書を一通り見ておくのが良いでしょう。ある程度理解しておけば、講座を受けることであやふやな点は明確になっていくと思います。

講座でも重要なポイントに絞って教えてくれるため、一日集中して受けていれば合格することは可能です。教科書を眺めているだけでなく、メモを取っておくといいです。

ただせっかくなので、単に合格するだけでなく、自分のものにしていくために、事前に教科書に目を通したり、デジタルアーカイブとは何かを調べたりと、自分なりに準備してから講座を受けると楽しいと思います!

まとめ

合格証

デジタルアーキビストという職種を目指す方に向けて、取っ掛かりとなる準デジタルアーキビストの資格取得についてご紹介しました。

準デジタルアーキビストの資格を取得すれば、デジタルアーキビストの資格にも挑戦できるようになりますよ。

ちなみに、合格すれば資格名と名前が入ったカードが届きます。地味に嬉しいですね。また、定期的に受験し続けないと数年後に資格喪失なんてこともないので、興味がある方は挑戦してみてはいかがでしょうか。