自宅で淹れるためにコーヒー豆を買うとき、種類が色々あって「どれを買えばいいのだろう?」と悩むものです。そこでまずは「ストレート」と「ブレンド」のどちらにするか、ということから決めてみましょう。意外と知らないストレートとブレンドの違いを解説します。
ストレートとブレンドの違い
コーヒーは大きく分けて2種類あります。それが「ストレート」と「ブレンド」です。(もう少し細かく分けるとシングルオリジンという種類もあります。これについても後ほど解説します)
カフェで「ブレンドコーヒー」というメニューを見たことがある方も多いと思います。また、地域の喫茶店などでは、ブレンドコーヒーの他にも「コロンビア」「キリマンジャロ」などといったメニューがありますね。
産地が同じであればストレート
「コロンビア」などはコーヒーの中でストレートと言われる種類です。1つの産地で栽培された豆だけを使ったコーヒーのことで、他にも「キリマンジャロ」「モカ」「ブラジル」「エチオピア」「マンデリン」など色々あります。
コーヒーは、栽培される環境の土壌の質・気候・日射などによって香りや味わいが異なるため、ストレートで飲むことによって産地ごとの味の違いを感じることができるのです。
ブレンドは複数産地の豆を配合したもの
一方でブレンドとは、複数産地の豆をバランスを見て配合したものです。例えば、コロンビア産の豆をベースとして、ブラジル産・エチオピア産の豆を加えるといった作り方をします。
それぞれの豆の持ち味をうまく出して組み合わせるのがブレンドコーヒーであり、ストレートで飲むよりもブレンドの方がおいしいと感じることも珍しくありません。
また、ブレンドは店舗の味・こだわりが出るという特徴があり、「このお店はどんなコーヒーを出すんだろう?」と気になったときには、ブレンドを試してみると店舗の特徴が感じられると思います。
ストレートと似たシングルオリジンという種類
コーヒー豆の中にはストレートとブレンド以外に、シングルオリジンという種類もあります。ストレート=シングルオリジンという解釈もある中、詳細に分けるとすると、シングルオリジンはストレートより狭い産地を指すのです。
コロンビア産のストレートコーヒーは、コロンビアという括りの中にあるいくつかの農園の豆が混ざっています。産地はほぼ一緒なので香りや味わいといった特徴は似ているのです。
一方でシングルオリジンは、一つの農園で作られたコーヒー豆を使っています。コロンビアの中にある○○農園が栽培した豆だけが使われているため、より個性を感じることができるのです。
バイヤーやバリスタなどのプロの方であれば、農園による香りや味の違いがわかるようですが、普通にコーヒーを楽しむうえでは違いがわからなくても全然問題ないです!知識の一つとして覚えていただけたらと思います。
ブレンドとストレート結局どちらが良いの?
コーヒー通になるためにはブレンドとストレートどちらを選べば良いのだろう…と思う方がいらっしゃるかもしれませんが、結局は好みが大事です!
ストレートを飲む人こそコーヒーをわかっているなんてこともありませんし、コーヒーはブレンドで楽しむものなんてこともありません。どちらかにこだわらずに色々試してみることで、自分の好きな味・落ち着く香り・やる気になる味などを見つけることができるでしょう。
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自分でブレンドしてみよう!
コーヒーを販売しているメーカーや店舗に頼らなくても、自分でブレンドコーヒーを作ることができます。
方法は簡単で、ストレートの豆を用意して混ぜるだけです。豆の種類が多くなると味がぼやけるため、3〜4種類で配合しましょう。
まずは同じくらいの比率で各豆を混ぜてみて、飲んだときに特徴が出すぎていると感じる豆があれば、比率を減らしてみるというのが基本的な方法です。
といっても、味の違いを感じることは難しいと思います。なので、「おいしい!」「これ好きかも」と感じるマイブレンドコーヒーを見つけてみましょう。そうすれば、もっとコーヒーが楽しくなっていくのではないでしょうか!
まとめ
コーヒーにおける、ストレートやブレンドの違いについてご紹介しました。店舗によって取り扱っている豆の種類が違いますので、カフェチェーン店や地域の喫茶店で色々なコーヒーを飲んでみたり、豆を買って自宅で淹れてみたりすることで、コーヒーの新たな魅力に出会えると思います。